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内科

内科一般

診察室内科診療では、日々の小さな体調不良から慢性的な病気の管理まで、様々な症状と疾患に対応しています。
呼吸器系、循環器系、消化器系、泌尿器系、内分泌系、血液系など、多岐にわたる医療を提供していますので、何か気になることがあれば遠慮なくご相談ください。
またここでは、アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法や、発熱時の判断基準、生活習慣病に関する情報も提供しています。

迅速検査に対応

院内には種々の医療機器があり、院内で血液検査、尿検査、感染症抗原検査などできますので、院内検査ができるものは後日ではなくその場で(10分―30分)結果が出るため、病態にすぐ対応できます。

発熱

発熱者専用スペース平熱は個人によって異なりますので、ご自身の平熱を把握しておくことは、体温の変動を把握する上で役立ちます。体温は1日の中で変動し、周期的な変化も見られます。これらの変動幅を知ることも重要です。
一般的に、平熱は37度よりも少し下とされていますが、感染症法では、37.5度以上を発熱、38度以上を高熱と定義しています。発熱の原因は感染症や熱中症などがあります。
特に熱中症では、体温が42度を超えることもあり、迅速な治療が必要です。
感染による発熱では、症状の出方によって考えられる病気を特定できることがあります。急激な発熱、段階的な発熱、微熱と高熱の繰り返し、持続する微熱など、症状の詳細を医師に伝えることが大切です。
熱が長引く場合は、例え軽い発熱であっても深刻な病気が隠れている可能性があります。
感染症の場合は、他者への感染拡大のリスクもあるため、早期に医療機関を受診し、原因を特定して適切な治療を受けることが勧められます。

発熱外来については
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風邪

風邪の症状の内容は、感染したウイルスの種類によりますが、一般的にはくしゃみ、咳、発熱、喉の痛み、鼻水、鼻詰まりなどが見られます。
風邪によって免疫力が低下すると、細菌感染による二次感染のリスクが高まり、気管支炎や肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。特に小さな子どもは、風邪の後に中耳炎を起こす傾向があるため、熱が下がった後でも注意深く観察しましょう。
耳を触る行動が見られたり、「聞こえがいつもと違う」と感じたりした場合は、早めに医師の診察を受けてください。風邪の治療は、症状の緩和を目的としていますが、完治するには元々持っている自己治癒力が必要です。
十分な休息を取り、体を温かくして、消化に良い食事を心がけましょう。また、風邪を予防するには、こまめな手洗い・うがい、十分な睡眠、バランスの取れた食生活が大切です。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスは、毎年異なる型が流行し、特に冬季には感染が広がります。インフルエンザワクチンは予測される流行株に基づいて製造され、接種から約2週間後に効果が出始めます。その効果は、約5ヶ月間持続します。
そのため、毎年12月中旬までにワクチンを受けることが推奨されています。ワクチンは感染を完全に防ぐものではありませんが、感染後の重症化リスクを軽減する効果にも期待できます。

生活習慣病について

不健康な生活習慣により動脈硬化を進行させ、脳血管障害や狭心症。心筋梗塞などのリスクを増加させる疾患です。具体的な病名としては、高血圧、脂質異常症、糖尿病、痛風(高尿酸血症)などが挙げられます。
これらの治療では、バランスの取れた食生活とこまめな運動を続けることが重要とされています。

生活習慣病については
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高血圧

血圧とは、血液が血管壁に与える圧力です。血圧計で測定すると、収縮期血圧(心臓が収縮した時の最高血圧)と拡張期血圧(心臓が拡張した時の最低血圧)の2つの数値が得られます。日常の活動やストレスなどで血圧は上がったり下がったりするので、診察室での測定よりも、リラックスしやすい家庭内での測定の方がより信頼性が高いとされています。
高血圧は、家庭血圧が135/85mmHg以上、診察室血圧が140/90mmHg以上と定義されており、この数値が持続する場合に診断がつけられます。1回でもこの数値が出たからといって、すぐに診断されるわけではありません。
高血圧を放っておくと血管への負担が大きくなるため、動脈硬化の発症・進行を促して脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、心筋梗塞などのリスクを高めます。中でも脳出血の原因で最も多いのは、高血圧だと指摘されています。
高血圧の主な原因は生活習慣です。塩分の過剰摂取、過度なアルコール摂取、喫煙、運動不足、肥満、ストレスなどが関与しています。これらを改善させることで血圧を適切に管理し、健康を維持することが大切です。なお、高血圧は他の病気や薬の副作用などで起こるケースもあります。

高血圧については
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脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症は、血中の脂質が基準より多くなる状態です。悪玉(LDL)コレステロールが140mg/dlを超え、善玉(HDL)コレステロールが40mg/dl未満、または中性脂肪が150mg/dl以上の場合に診断されます。
このように、悪玉コレステロールや中性脂肪の多い時(高脂血症)だけでなく、血中にある余った脂質を回収する働きをしている善玉コレステロールが基準値よりも少ない場合でも、脂質異常症と診断されます。
発症しても自覚症状がほとんどないため、健康診断での定期的なチェックが大切です。動脈硬化の発症・進行を促してしまうため、脳血管障害(脳梗塞など)や狭心症、心筋梗塞などのリスクを高める要因にもなり、早期治療が重要とされています。
栄養バランスの偏った食事や運動不足が主な原因であり、食事療法や運動療法が治療では重要視されています。特に閉経後の女性は、女性ホルモンが減るため脂質異常症を発症しやすくなります。

脂質代謝異常については
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糖尿病

糖尿病はインスリン(膵臓から出るホルモン)の不足または機能不全によって、高血糖状態が長く続く病気です。1型糖尿病は膵臓のβ細胞の破壊により、2型糖尿病は生活習慣によって発症します。
高血糖のままでいると動脈硬化の発症・進行を促し、全身の毛細血管にも大きな負担をかけてしまいます。その結果、脳血管障害(脳梗塞など)や心筋梗塞のリスクを高め、失明や足の壊死、腎不全といった重篤な合併症を引き起こすことがあります。
血糖値は、空腹時と食後2時間に測定されます。空腹時血糖値が126mg/dlを超えている、もしくは食後の血糖値が200mg/dlを超えている場合は、糖尿病と診断されます。
また、グリコヘモグロビン(HbA1c)の比率を調べることで、過去2ヶ月間の血糖平均値も把握できます。
初期段階では自覚症状が少ないのですが、進行すると喉の渇き、多飲多尿、体重減少、疲労感などが現れます。
異常が見られた場合は早期受診が重要で、生活習慣の改善、薬物療法、インスリン治療による血糖コントロールが行われます。

糖尿病については
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痛風(高尿酸血症)

痛風は、血液中の尿酸濃度が高まる高尿酸血症によって引き起こされる発作です。尿酸が過剰になると結晶化し、足の指の関節などで炎症を引き起こします。この痛みは数日で最高点に達し、その後徐々に和らぎます。
尿酸値を適切にコントロールして血中の尿酸結晶を溶かさない限りは、痛風発作が再発する恐れがあります。また、痛風は腎結石や尿路結石、心疾患などの合併症のリスクを高めるため、発作がなくても高尿酸血症の治療は必須です。
尿酸はプリン体の分解によって生成されるため、治療では、プリン体を多く含む食品の摂取を控え、十分な水分を摂る必要があります。

高尿酸血症については
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